食の安全

　長かった夏休みも終わり、ホッとしているご家庭も多いのではないでしょうか。姉たちの頃は工作や絵の宿題がいくつかあり、結局私が仕上げた作品も多々ありました(^^; 特に次女の時に厚紙で作ったドールハウスはいまだに三女が遊んでくれています。今回は工作や絵日記などもなく、私の仕事は丸付けくらいで済みました(^^)

　以前にも書きましたが、私は日本の食の安全について非常に懸念しています。日本は特に添加物や残留農薬に対する規制の甘い国で、一体誰のために他国で禁止されたものが使用されているのか疑問を持っています。

一例を挙げれば、海外では発癌性のため使用が禁止された除草剤グリホサートは、アメリカで日本向けに生産される小麦には、雑草ではなく直接散布され、さらに輸送時には防カビ剤まで噴霧されて輸入されています。そのためほとんどの日本の食パンからはグリホサートが検出されます。アメリカでは大規模な訴訟がおき、製造元であるモンサント社に賠償命令が出されただけでなく、販売していたホームセンターなども損害賠償を求める訴訟が起こっていますが、日本では山積みで売られています。
それだけでなく、グリホサートなどに耐性のある遺伝子組換え作物も、食品や飼料として多数使用されており、「遺伝子組換えでない」という表示は今後されなくなります。

　そんなこと言ってたら何も食べれない、と感じる方も多いかもしれませんが、気をつけて探せば意外と添加物のないものも普通に売ってたりします。新しいものを発見するのは結構楽しく、夫婦で趣味のようになっています(^^) 最近気づいたことは、遠くまで買いに行っていたものが近所のコープに売っていたことです。普通のものの中にまぎれていたりして、宝探しのように買い物しています。

　食品全部を無農薬や無添加にするのは難しくても、お米や調味料を変えるだけでもいいと思います。砂糖や塩は精製されたものではなく天然のものも普通に売っています。酒、みりんも純米で添加物のないもの、醤油はほとんどもどきなので、添加物のない醸造のものに変えるだけでも体調の変化を実感できると思います。歯周病や歯肉炎の方は、歯肉にも変化が現れるでしょう。値段もそれ程変わらないものも多く、安心や健康を考えれば割安です。最近はネットで検索すれば簡単にレシピが出てきますので、調味料を揃えれば、代わりに鍋の素や親子丼の素など買わなくて済み、よっぽど美味しいものができます。

　もっと安全なものを買う人が増えれば、そういう生産者が増え、規制も変わってくると思います。特に成長過程にある子供たちには、出来るだけ安全なものを摂取して育って欲しいと願っています。