思いもよらない人生

先日年が明けたと思ったばかりなのに、あっと言う間に4月です。
我が家の長女の浪人生活もやっと終焉を迎えましたが、今年も昨年以上に最後まで気の休まらない3月でした。。

 
昨年は第一志望校のサクラが散って、本人を含め誰もが第二志望校に進学すると思っていた3月末、突然やっぱりもう一年やってみたいと、期限ギリギリで合格辞退をしました。
第一志望校の入試は途中合否判定を挟みながら六日間の長丁場です。昨年はいいところまでいったのですが、今年は早々に散ってしまい、悔しさにすぐに帰らずその日はホテルで泣いていたようです。昨年合格した第二志望校も、今年は補欠合格でその後連絡もなく、結局唯一合格した第３志望校への進学準備をしていました。あらゆる日程がタイトで出願や交通宿泊の手配、合格後の書類提出など、親も油断ができない状態でしたが、やっと全てが終わって旅立って行った当日、来たのです・・第二志望校の繰り上げ合格の連絡が・・正に本人は寮に着いて挨拶を済ませたところ、私も宅急便で衣類などを送るため集配の連絡をしようとしていたところ、しかも今日中に入学金を振り込めと・・14時半位でした。。
親としては複雑な想いでしたが、本人に委ねるとあっさりと今更行く気はないしこっちでがんばると言ってくれたので事なきを得ました(^^;

 
私自身を振り返ると、あまり行く気のなかった歯科大学の受験前日泊めてもらった親友の家で朝方まで飲み明かし、二日酔いで転倒して顎に傷を負って受験したにも関わらず、たまたま合格し、卒業時にたまたま日本の大学に初めて開設されることになった口腔インプラント科に入局することになり、思いもよらず10年も大学に残っていたことが、今の私の礎となっています。何年も浪人したのはこのためだったのかと思うこともあり、思いもよらない方向に導かれ、思いも寄らない人生を歩んでいます。

 
長女は早速先輩と同室の不自由な寮生活に音を上げています。ネットもつながりにくく、洗濯をするにも並んでいて、先輩が起きていれば電気も消せない・・私も高校時代はボロボロの寄宿舎でしたからよく分かります。親に似て自分に甘い彼女が、今までいろんな方々の支えで全てお膳立てしてもらっていたことを自覚して、しっかり自分の足で人生を歩んで行ってくれるように、大学生活を有意義なものにしてくれることを願っています。