次女の卒業

　今年の春は我が子の旅立ちを迎えます。長女に続いて次女が専門学校進学のため一人暮らしを始めます。

　我が家の次女は幼児期からとってもガンコで、言い出したら聞かないところがあり、嫌がると抱っこで連れて行こうとしても引っ掻かれたり、噛みつかれたり・・・顔や首に傷が生々しく残り、よく夫婦げんかと間違われていました^^; 髪の毛もモシャモシャのアフロヘヤーで、すれ違い様によく振り返って二度見されていましたっけ。そんな髪の毛もいつの間にか真っすぐになって、いつしか引っ掻かれることもなくなっていました(^^)

　実は彼女は高校で不登校になり引きこもっていました。ある朝突然起きて来れなくなり、眼はうつろで何を聞いても無反応、最初のうちは何とか行かせようと、しつこく理由を聞いたり、どなったり、無理やり立たせたりしていましたが、どうにもならず、段々出席日数も足りなくなり、こちらも覚悟を決め無理強いすることは止めました。その後もずっとスマホかタブレットを触って、日中いつ起きているのか分からず、食事も部屋に運んでやるとやっと食べているような状態で、風呂にも入らず、まるで動物かゾンビにでもなってしまったような、そんな感じでした。。
幸いにも学校は、通信制の高校に編入し、通学は今までの学校に年に数日、課題をこなせば卒業時にはまた元の学校に復学し卒業するという、超ウルトラ裏技のお陰で、この度無事卒業を迎えます。

　不登校になる以前はそれなりに部活や学校行事を楽しんでいる様子でしたが、帰宅後は何もしないので叱りつけることが多くありました。あまり責め立て過ぎたのかもしれません、その後は出来るだけ安心するように、あまりうるさく言わないようにして家族での明るい食卓を心がけました。半年くらい前から段々と一緒に食事をするようになり、母親と少しずつ会話をしたり、ラインで何か伝えてきたりするようになりました。まだ幼い三女が時々ちょっかいを出していたのもよかったのかもしれません。三女が産まれた時次女は何かとお世話をして、外でもずっと見守って遊んでくれていました。

　参政党の神谷宗幣議員は先日倉敷で行われたタウンミーティングで、添加物、農薬まみれの食生活、給食を見直すことで多動や不登校が改善することが明らかとなっていると話していました。それだけで片付けることはできませんが、現在の子供たちは社会で生きていく基本的な力を身につけることが出来にくくなっていると感じます。しかし自分の子供であっても他人を変えることはできないので、自分を変え、その姿を見てもらうことが大切だと思います。親としては人生で一番楽しい時期を、もっと糧にして欲しかったと思いますが、未来に向けて活かしていければ決して無駄にはならないと感じます。また一番しんどかったのは彼女自身だったと思いますが、これからはもっと厳しい世界で自分で人生を考え、選択して生きていかなければなりません。今までにもっといろいろ伝えていればよかったと思いますが、見守ることしかできませんね(^^;