086-206-1621
〒709-0856 岡山市東区瀬戸町下188−1
診察時間 午前9:00〜12:30/午後14:30〜18:00/木・土 午前のみ
慶賀新春 -社会保険料について-
謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。本年もさらに知識・技術の研鑽に努め、皆様に安心の医療をご提供できるように、より一層の努力を続けていきたいと思います。
昨年は長く勤務してくれていた歯科衛生士4名と歯科医師の退職も重なり、皆様には大変ご不便をお掛けしました。当院にとっては節目となる一年であり、私にとっても自分を省みる貴重な時期となりました。従業員や関係各位のおかげで診療を続けていけることを、今まで以上にありがたく感じる一年でした。
以前も書きましたが、私は事業主として従業員の給与から、社会保険料、所得税住民税等、国に納める金額が尋常でないと感じています。またこの租税公課の会社負担の滞納が、倒産を引き起こす大きな要因ともなっています。
社会保険料(健康保険、介護保険、厚生年金)は病気やケガ、出産や老後のための資金を賄う仕組みではありますがこの15年で5.44%(東京都協会けんぽデータ)も上昇し、現在労使折半で給与額面の約30%を負担する仕組みです。例えば総支給額30万円の会社員の場合、事業主負担額約5万円を加えて、合計で35万円の人件費を支払っていることになります。一方本人は約15%の保険料を負担した約25万円の中から、さらに所得税、住民税が引かれることで手取りは約23万ほど。。ちなみに給与明細には支給額の30万しか記載されていないことに注意が必要です。同じ手法は年金定期便にも用いられ、納付額には本人が納付した額しか記載されておらず、記載されていない事業者の負担分を合わせると、ある試算では1960年生以降は大きく赤字となることが示されています。
さらに注意したいのは健康保険・介護保険、厚生年金保険の等級新設により、報酬月額上限の引き上げが行われていることです。15年前と比較して、年収300万の場合約17万の負担増、年収600万の場合約33万の負担増、年収900万の場合約51万の負担増・・・今後適用が拡大され年収の壁も変更されれば、労使ともさらに負担は増し、給付にも勝手なルール変更が続くことでしょう。
社会保険の必要性や少子高齢化、財源の問題はもちろん承知していますが、年金は賦課方式をやめ、積立方式にしたらいかがでしょうか。足りない財源はもちろん国債発行で問題ありませんし、手取りが増えれば少子化も解決します。現行制度では社会保険料は払えば払うほど割を食う仕組みです。民間の保険商品であれば、保険料に見合う給付内容であるのは当然ですが、社会保険料は負担が大きいほど、それに見合う給付内容が受けられないという矛盾をはらんでいます。
昨年の感謝を込めて従業員への期末賞与は0.5ヶ月分上乗せしましたが、小泉政権以降賞与にも社会保険料がかかっています。もやもやしますが、今年は明るい一年となることを祈念しています。。
こころ歯クリニック
電話番号 086-206-1621 住所 〒709-0856 岡山市東区瀬戸町下188−1 院長 長島 義之 診療時間 午前9:00〜12:30/午後14:30〜18:00/木・土 午前のみ 休診日 日・祝
25/02/01
25/01/06
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。本年もさらに知識・技術の研鑽に努め、皆様に安心の医療をご提供できるように、より一層の努力を続けていきたいと思います。
昨年は長く勤務してくれていた歯科衛生士4名と歯科医師の退職も重なり、皆様には大変ご不便をお掛けしました。当院にとっては節目となる一年であり、私にとっても自分を省みる貴重な時期となりました。従業員や関係各位のおかげで診療を続けていけることを、今まで以上にありがたく感じる一年でした。
以前も書きましたが、私は事業主として従業員の給与から、社会保険料、所得税住民税等、国に納める金額が尋常でないと感じています。またこの租税公課の会社負担の滞納が、倒産を引き起こす大きな要因ともなっています。
社会保険料(健康保険、介護保険、厚生年金)は病気やケガ、出産や老後のための資金を賄う仕組みではありますがこの15年で5.44%(東京都協会けんぽデータ)も上昇し、現在労使折半で給与額面の約30%を負担する仕組みです。例えば総支給額30万円の会社員の場合、事業主負担額約5万円を加えて、合計で35万円の人件費を支払っていることになります。一方本人は約15%の保険料を負担した約25万円の中から、さらに所得税、住民税が引かれることで手取りは約23万ほど。。ちなみに給与明細には支給額の30万しか記載されていないことに注意が必要です。同じ手法は年金定期便にも用いられ、納付額には本人が納付した額しか記載されておらず、記載されていない事業者の負担分を合わせると、ある試算では1960年生以降は大きく赤字となることが示されています。
さらに注意したいのは健康保険・介護保険、厚生年金保険の等級新設により、報酬月額上限の引き上げが行われていることです。15年前と比較して、年収300万の場合約17万の負担増、年収600万の場合約33万の負担増、年収900万の場合約51万の負担増・・・今後適用が拡大され年収の壁も変更されれば、労使ともさらに負担は増し、給付にも勝手なルール変更が続くことでしょう。
社会保険の必要性や少子高齢化、財源の問題はもちろん承知していますが、年金は賦課方式をやめ、積立方式にしたらいかがでしょうか。足りない財源はもちろん国債発行で問題ありませんし、手取りが増えれば少子化も解決します。現行制度では社会保険料は払えば払うほど割を食う仕組みです。民間の保険商品であれば、保険料に見合う給付内容であるのは当然ですが、社会保険料は負担が大きいほど、それに見合う給付内容が受けられないという矛盾をはらんでいます。
昨年の感謝を込めて従業員への期末賞与は0.5ヶ月分上乗せしましたが、小泉政権以降賞与にも社会保険料がかかっています。もやもやしますが、今年は明るい一年となることを祈念しています。。
こころ歯クリニック
電話番号 086-206-1621
住所 〒709-0856 岡山市東区瀬戸町下188−1
院長 長島 義之
診療時間 午前9:00〜12:30/午後14:30〜18:00/木・土 午前のみ
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