セカンドオピニオン

以前から調子の悪かったレントゲンワークステーションがそろそろダメになりそうです・・

数年前から修理を繰り返していますが、とうとうメーカーからは、保証期間も過ぎ部品供給が終わったので修理できないと言われてしまいました。もちろん新規購入できればいいのですが、このコンピューターは軽自動車が買えるくらいとても高価なものです。実は保証期間中にも何度も不調を訴えていたにも関わらず、きちんと直してもらえず、期間が過ぎたので買い換えるように勧めるメーカーに非常に不信感をつのらせていました。。

 
少し前にもコンピューターを冷却するための内部ファンが廻らなくなって、診療中に動かなくなってしまうことが頻発していました。この時にも同じ理由で買い換えを勧められましたが、６年程度しか使用していないものの部品交換に応じないことに到底納得することができず、なんとかゴリ押ししてファンを交換してもらい、その後問題なく使用できていました。

 
メーカーにはもう次はないと言われていましたので、すがる思いで市中のパソコン修理業者に連絡して持ち込んでみました・・全く初めてのお店でしたが、閉店前にも関わらず非常に丁寧に症状を聴いてくれて、無料でハードディスクを検査をして数時間で原因診断、修理見積もりをくれるというので、ダメもとでお願いしてみました。

 
今回の症状は、電源を入れて立ち上がりに非常に時間がかかり、３回に２回くらいはそのままクラッシュしてしまうことでした。メーカーも電源関係が壊れているのでは、ということだったので、うまく行けば部品を取り寄せて後日交換して直ればいいなぁと甘い期待をして待っていました。

このコンピューターはレントゲン撮影のデータ処理を行うことと、その大切なデータを保存する役割があります。レントゲンデータを喪失しないように内部にある三つのハードディスクに三重に保存するようになっていて、そのうち一つは以前から壊れていています。これも交換できないということで、そのまま別の外付けハードディスクを追加して使用していました。なんと市中業者の診断は、その壊れたハードディスクが起動に影響しているので、外してしまえば何でもなく使用できますよ♪ということで、期せずしてその日のうちに直ってしまいました(^^)

 
前置きが長くなってしまいましたが、これって歯科治療にもそのまま置き換えることができないでしょうか！？原因をしっかり治しておかないと、同じような治療を繰り返すことになりかねません。また治療に納得できない時はセカンドオピニオンも必要かもしれません。もちろんヒトはコンピューターとは違いますので、はっきり原因のわからないこともあります。大切なのはわからないことを根拠なしに治療しないこと、わからないことは正直にお話しすることだと考えています。