咬合・顎関節治療について

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咬合・顎関節治療について

コラム

2021/06/01 咬合・顎関節治療について

 今年は例年より随分早く梅雨入りしました。晴れの国岡山でも今年は雨の日が多い気がします。色々とスッキリしないことが多いですが、また晴れの日が来ることを信じて毎日コツコツと進歩向上していきたいと思います(^^)

 

 3月からある勉強会グループに参加しています。以前も書いたことがある天才歯科医師寿谷一先生の流れを汲むこのグループでは、1970年代にアメリカで活躍し、時代より早すぎた斬新かつ天才的な同氏のコンセプトを用いて驚異的な臨床結果を出しています。

寿谷先生は日本ではあまり知られていませんが、1983年にアメリカで最も歴史と権威のあるAmerican Academy of Restrative Dentistryに東洋人初、史上最年少で正会員を認められ、LOMA LINDA大学で教壇に立った歯科医師です。寿谷先生の一番弟子であった相模大野の西川洋二先生は咬合・顎関節治療ではゴットハンドと言われ、永年顎の痛みに苦しんでいる患者さんをその場であっという間に治してしまうような匠の治療をしています。私も西川先生に憧れ数年間毎月通って勉強しましたが、匠にはなれませんでした^^; (https://www.youtube.com/watch?v=mWeFcN1lUzQ&t)

 

 西川先生と同じく寿谷先生に師事した京都の杉元敬弘先生は、寿谷先生のコンセプトをデジタル化することで、匠でなくても誰でも同じ結果が出せるように落とし込んでいます。十数年前に西川先生から学びはしたものの販売中止になったレントゲン撮影装置の入手が困難で、自分では一度もできなかった手法が、デジタル技術の進歩によりCT撮影データを用いて簡単に応用することができるようになっています。何よりも個々の状態を数値化、標準化することで、問題点をしっかり認識することが可能で、3次元画像で見れば一目瞭然なのです。

 

 今回咬合・顎関節治療について様々なことを再認識することができました。またデジタル技術の進歩によってやっと時代が寿谷先生のコンセプトに追いついた感があります。

歯科医療の本来の目的は虫歯のところだけを治療することではなく、快適なかみ合わせをつくることだと思います。顎に痛みを感じたり、お口が開けづらくなったりするような顎関節症はご本人にはとても辛く、顎以外にも不快な全身症状を伴うことがあります。まだまだ匠への道は遠く険しいのですが、匠でなくても科学でしっかり治療することができます。多くの偉大な先人達の背中に乗っているだけではありますが、少しでも皆様のお役に立てれば幸甚です(^^)

 

 

 

 

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