糖質依存症!?

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糖質依存症!?

コラム

2022/10/01 糖質依存症!?

 先月の食品添加物についての補足から、皆様は現在日本でどれくらいの食品添加物が認可、使用されていると思いますか? アメリカ133品目、ドイツ64品目、フランス32品目、イギリス21品目に比べて・・なんと日本は1500品目で桁違いです。世界では安全な食への取り組みが進んでいる一方で、日本では年々認可数が増えています。また海外で使用禁止されているものでも、日本では使用され続けているものも多数存在し、先進国で癌が増え続けているのは日本だけだとも言われています。

体に入れるべきでないものを入れると血液が濁って病気になりやすくなります。戦後日本人の身体が弱くなり、病気の種類が増えているのは食の問題も多いに関与しているのではないでしょうか。

 

 また甘いものを食べると虫歯になりやすいということは、皆様よくご存知と思います、甘いものに目がないという方も多いのではないでしょうか。疲れた時に甘いものが欲しくなる・・実は糖質依存かもしれません。。
砂糖の主成分であるショ糖は口腔粘膜から非常に早く吸収され、空腹時に食べると一気に血糖値が跳ね上がります。その血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌され、すぐに低血糖状態になります。そのため血糖値を上昇させるグルカゴンなどのホルモンが分泌され、今度は血糖値が上昇し過ぎ、またインスリンが分泌されるということが繰り返されます。血糖値の上下変動のため感情の起伏が激しくなり、また砂糖を欲するようになります。眠くなってやる気が出なくなるのは砂糖を摂取し過ぎている状態です。
また砂糖は脳内で麻薬と同様にドーパミンの分泌を促進し、快感をもたらすため、依存性のあるマイルドドラックでもあります。

一方ご飯などデンプンは口腔粘膜からは吸収されずしっかり噛むことで、唾液からペプチドグリカンが分泌され、糖質をコーティングすることで、非常にゆっくりと分解吸収され、血糖値はほとんど変動しません。そのためどうしても甘いものが食べたければ、ペプチドグリカンが分泌された食後に、少量の摂取が望ましいです。

 

 ショ糖が分解されてできるブドウ糖は脳内や筋肉のエネルギー源となりますが、余ったブドウ糖は、糖化と言われるタンパク質の劣性変性を起こし悪玉物質を生じます。このため皮膚の老化や動脈硬化、骨粗鬆症などあらゆる細胞や臓器に影響を及ぼします。さらに異性化糖と言われるコーンシロップを異性化した糖は、ブドウ糖の10倍以上の糖化リスクがあると言われています。異性化糖は、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖に分類され、清涼飲料水、スポーツドリンク、ドレッシング、焼肉のたれなど身近に多く使用されています。

糖質依存症はある意味病気で、緩慢な自殺行為とも言われています。何事も度が過ぎないようにしましょう。

 

 

 

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