憲法改正の危機！？

　謹んで新春をお祝い申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。本年もさらに一層技術の向上に努め、皆様に安心の医療をご提供できるよう業務に励みたいと思います。またこころ歯クリニックは１月８日で開院10年となります。従業員の退職に伴いしばらくご不便をお掛けするかと思いますが、引き続き、ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

　昨年は年初より１０数年ぶりのインプラント学会での学会発表から始まり、年末のライブセミナーまで全力で駆け抜けた1年でした。特にライブセミナーは初めて単独でお金を頂いて講演する機会を与えて頂きました。今まで関わりのあった全ての方への感謝を込め、何か少しでもお役に立つ内容となるように渾身の準備をして望んだつもりです。反省点も多々ありますが、まだ現在配信中であり、配信終了後の感想・評価を楽しみにしてるところです(^^)

この講演に際して、改めてインプラントのメインテナンスについて多数の文献を渉猟しました。インプラント学会指導医としては恥ずかしながら、メインテナンスの重要性、学会認定専門衛生士の必要性に対する認識が不足していました。改めて今後の診療にも活かしていきたいと思います。

　以前も書きましたが、私の父は医師であり僧侶でもありました。また政治にも関わりがあり、父の葬儀に際しては多数の自民党議員さんのご列席を賜りました。そのような関係もあり、実は昨年ある議員さんから後援会長を仰せつかりました。大変お世話になっている方で心苦しかったのですが、私は今の自民党には全く同調することができないため丁重に辞退させて頂きました。

私は事業主として従業員の給与から、社会保険料、所得税住民税等、国に払うべき金額が尋常でないと感じています。また払った税金が適切に使用されているとは到底思えません。扶養控除は縮少、年金額は抑制、あらゆる政策がめちゃくちゃで、日本人のためにお金を使うことを拒んでいるとしか思えないのです。日本人の貧困化はどんどん進んでいます。財政赤字が悪であるという考えを改め、もっと国民のためにお金を有効に使ってもらいたいのですが、即効性のある消費税減税は絶対に現政権下で行われることはないでしょう。

　新年早々能登半島地震による甚大な被害が発生してしまいました。災害に対する対応も恐ろしく不十分で遅々としていると感じます。地震によって電源を一部喪失し、津波の影響もあった志賀原発についての情報には全く触れません。それどころか作業着姿の岸田首相の記者会見は、被災者に対して無関心であるばかりでなく、場違いな憲法改正にむけた最大限の取り組みを表明していました。首相の関心はそこにしかないのでしょうが、憲法改正により緊急事態条項が設けられれば、基本的人権が削除されることは、報道されませんが注視して頂きたいと思います。