歯科医療の様々な形

我が家では高校入試を控えた長女に毎日ヤキモキしています。本人は至ってマイペース・・根拠のない自信は父親ゆずりなのか・・毎日頭が痛いです^^;;

私の地域の歯科医師会の大先輩、開業して30年も経つＮ先生は２月いっぱいで病院を閉院されるそうです。先日新年会でいろいろお話をきくことができましたが、実はＮ先生は以前から沖縄県の離島に行ってへき地医療に貢献したいという思いがあったそうです。私の地域では一番患者さんの多い歯科医院でもあり、歯科医師会でも次期会長の最有力候補と言っても過言ではないほど周りから支持されているやり手の先生です。Ｎ先生の思い切った決断に私はある種ショックを受けました・・老後引退してゆっくり離島診療に従事する、といった生半可な気持ちではなく、現役バリバリの最高潮の時に、自分の力をへき地医療に捧げたい・・とても想像もまねもできない決断です。さらに閉院のため解雇せざるを得ない従業員のことをとても気にかけていて、新年会の間ずっと就職先をさがしていらっしゃいました。近々に島に見学に（遊びに・・）行きたいと思っています(^^)

以前ご紹介した河原英雄先生も、福岡の中洲で自費診療を中心にされていた高名な先生でした。学生の頃からずっと無医村地区に行って診療をすることを目標にされており、現在大分の無医村地区で開業されています。最近では義歯の調整でQOLの向上が可能であることを海外や日本全国で講演され、今や行政からも注目されています。一人では限られた患者数でも、手技を教え広めることで大勢の患者にかめる喜び取り戻して欲しいと、全国を飛び回っておられます。

お二人とも人間的にも大変尊敬しています。歯科医療にもいろんな形があり、様々な形で地域医療に貢献できる素晴らしい仕事だと教えて頂きました。私も５年後、10年後、20年後の目標をもってしっかりと仕事に従事していきたいと思います。とはいえ毎日目の前の締め切りに追われ、日々反省することばかりです。まずは長女にあまりうるさく言わないようにしたいと思います^^;;