夏の思い出

長い夏休みもあっという間に終わりました。皆さまどこかへお出かけされたり、里帰りされたり、楽しい夏を過ごされたことと思います。

私もお盆は小学校の同級生と食事をしながら懐かしい時間を過ごしました。以前福岡在住の頃は帰省するのに精一杯でしたが、岡山に戻ってからは比較的のんびりです(^^)

大学生時代の夏休みの思い出の一つは、４年生からしていた料理屋でのアルバイトです。

当時何か新しいことをはじめてみたくて、遠方で住み込みの仕事を探していました。覚えていませんが何か悩んでいたのかもしれません・・第一希望は群馬での高原野菜の仕事でしたが、募集を締めきっていたので、福岡市近隣の山奥にある川魚料理のお店に応募しました。

そこではお客さんが釣り堀で釣ったニジマスを塩焼きや刺身にして屋外で焼きながら食べるようなお店でした。ニジマスのハラワタを取ったり、熱い七輪や料理を運んだり、飼っていたイノシシの世話をしたり・・中々ハードな仕事でした。結構なお値段の料理でしたが、従業員は店長、奥様以外は大学生、高校生のアルバイトばかりで、接客は厳しく教えられました。

私はチーフを命ぜられ理不尽に怒られることも多くありました。頑固親父タイプの店長は、どこか憎めない、愛のある厳しさでしたが、男子はみんな一度は殴られていましたっけ^^;

総勢10名ほどの学生がお店のはなれやプレハブで寝泊まりしていましたから、毎日ワイワイガヤガヤ楽しい日々でした。ほとんど夏の間しかやっていないお店でしたが、お盆中はめちゃくちゃ忙しかったです・・・夏休み後もよくバイト仲間で集まって遊んでいました。実は私の家内は当時のバイト仲間の女の子の紹介でつき合うようになりました^^;

数年前に福岡を訪れたついでに懐かしくて行ってみたことがありますが、ただの河原の荒れ地になっていました。その当時にも将来お店はダムに沈むことが決まっていると聞いていましたが、あったはずの建物はなく、何となく敷地の面影だけが残っており、当時の多くの思い出も、何だか夢の中の出来事だったような不思議な感覚でした。。